『新桃太郎伝説』ってゲーム覚えてる奴

>>109
職務著作っていってな、基本的には創作物の著作権は創作した個人に帰属するが、
要件次第では法人の著作物になるんだよ。

　①　法人等の発意に基づき創作された著作物であること
　②　その法人等の業務に従事する者が創作した著作物であること
　③　その法人等の職務上創作した著作物であること
　④　その法人等の著作名義で公表された著作物であること
　⑤　その法人等内部の契約や就業規則等に別段の規定がないこと　

これをゲーム会社に置き換えるとこうなるな。

①は、ゲーム会社がゲームを作ろう！という目的のもとで作ったゲームであるということ
⓶は、ゲーム会社に所属する社員が開発に携わったということ
③は、所属するプログラマーやデザイナー等が、ゲーム会社の職務上、作ったものであるということ
④は、その会社名義でリリースされたということ
⑤は、ゲームの企画者などが、開発会社に対し「作品の著作権は作者に帰属する」などの契約を事前に交わさなかった、その他、就業に関する規定を作らなかったなどの場合。

つまりだ。基本的に、ゲーム会社はゲームを作るための会社なので、開発されたゲームは開発した会社の著作物になる。
(デベロッパーとパブリッシャーの関係とか外部からアーティストを招いた場合とかはとりあえず置いとく)
よってゲームを構成する個々の要素における著作権を、開発に携わった個人が主張することはできない。
キャラクターデザインしたからって「このキャラクターの著作権は俺のだ！」
シナリオ書いたからって「このシナリオの著作権は俺のだ！」
って主張することはできないってことだ。

さくまさんがハドソン側と著作権に関する取り決めを交し合ってはっきりさせていれば別だけど、
そうじゃないのならまず、職務著作の要件を満たすことになるだろう。
もともと外部から持ち込んだ企画とはいえ、個人ではなくゲーム会社で開発・発売したわけだからね。