1980年代に萌芽し急速に発展、黄金期を迎え一大ムーブメントを起こした
「ギャルゲー」のチラシを1990年代限定であげていきます
チョイスの基準はすべて>>1の思い入れと主観につき「○○がないとか」は勘弁
初代PS(プレイステーション)とSS(セガサターン)が中心です
タイトル/発売ハード/リリース年/社名(発売元)はチラシ準拠、
非ライセンスソフト(ハッカーインターナショナルなど)は除外、
「○○ゲー」の「ー(おんびき)」は表記するで統一、人名の敬称略、
住所や電話番号など画像を一部加工済、チラシと文章はすべて自前です
『トゥルー・ラブストーリー』PS/1996年/アスキー
転校することになった高校二年生の主人公が最後の一ヶ月のあいだに
気になる彼女を振り向かせるために奔走する恋愛SLGで
松田浩二デザインによるキャラクターが作風にピタリとマッチし
以降のシリーズ全てのBGMを担当した岩垂徳行のサウンドも評価が高い
開始する季節を春夏秋冬から選択できるほか、本作を象徴するシステムの
「下校会話モード」という会話シミュレーションで女のコが好む話題を探り
盛り上げつつ好感度を上げて手を握ったりデートに誘うことができる
(続く)
>>1の続き
『トゥルー・ラブストーリー』別バージョンのチラシ
突飛な設定や非現実的なシチュエーションではなく等身大の高校生の日常を
丁寧に表現した本作は同時期のギャルゲーと比べ地味と言われることもあるが
それは決してネガティブな意味ではなく、作品全体を覆う切なさ、物悲しさ、
侘び、寂びこそが本作の魅力である。現時点での最新作は2004年発売の
シリーズ四作目「True Love Story Summer Days, and yet…」だが
製作スタッフはその後PS2「キミキス」「アマガミ」のほかPSV「レコラヴ」
PSP「フォトカノ」といった本作の基本システムを踏襲した作品を発表している
また2013年放送のドラマ「ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~」にて
劇中の男女の心情を表すキーゲームとして効果的に使われたことも記憶に新しい
『My Sweet Valentine』1997年/キングレコード(コナミレーベル)
ギャルゲー全女性キャラ中トップクラスの知名度を誇り
同ジャンルのシンボルアイコンにして純潔完璧キャラの頂点に鎮座する
初代ときめきメモリアルのメインヒロイン「藤崎詩織」の
ファーストアルバムのリリースを告知するチラシ。本作はゲームではないが
藤崎詩織を語らずしてギャルゲーを論ずることは不可能と判断し紹介する
(続く)
>>4の続き
『My Sweet Valentine』裏面
デビューシングル「教えてMr.Sky/風と一緒に行こう」を含む全8曲を収録
ときに藤崎詩織ひいては「ときめきメモリアルシリーズ」における
コナミのグッズ商法や厳格なメディア戦略は時として各所で軋轢を生み
功罪含むとはいえ物議を醸し、悪しき前例を作ってしまった感は否めない
ただし本作の各ドラマCD、派生作品、OVAはヒロイン同士のつながりや
新しい解釈が濃密に描かれ本作をよりよく知るうえではファン必見と言える
いまではその名を口にすることはなくとも彼女との思い出を
心の中に大切にしまっている「幼馴染み」は多いのではなかろうか?
◆コラムその1◆
当スレにおける「ギャルゲー」の定義
ここでは、女性(たち)の登場を主な売り文句として作品の主軸に置かれ
恋愛の有無にかかわらずストーリーの中核を担うゲームの総称と定義する
だが、ひとくちにギャルゲーといってもメーカー側からの呼称や時代性、
プレイヤーの主観に拠るところが多く公的な見解が無い(できない)ため
抽象的、概念的になりやすく明確な基準がつけにくいのだが
上記の条件を満たしていれば該当作と見なし広義的、包括的に扱うこととする
ただし漫画やアニメ等が由来の「キャラゲー」やアダルト要素を含む18禁の
「エロゲー(PCからの家庭用移植含む)」「脱衣麻雀」はその性質上
ギャルゲーに含まない場合が多く当スレでも>>1の判断(趣味)において
一部は掲載するもののその説を支持する。なお、ここでの定義が
他所での見解と異なる場合があることは注意していただきたい
蛇足ながらPC=エロゲー、家庭用=ギャルゲーではないことも付け加えておく
『銀河お嬢様伝説ユナ3 -LIGHTNING ANGEL-』SS/1997年/ハドソン
1992年にPCEで発売された第一作のシリーズ最終作でハドソンと
レッドカンパニー(当時)が共同開発し明貴美加キャラクターデザインによる
ヒロイン「神楽坂優奈」を中心としたギャグとシリアスが混在するADV+SLG
2000年前半でもこの手の絵柄は残ってるよ
古くさいというか味というか、ねぇ
過度に持ち上げる過ぎる気もないんですけどね
『エターナルメロディ』SS、PS/1996年/メディアワークス
工事現場での鉄骨落下がきっかけで異世界に迷い込んでしまった主人公が
そこで出会った女のコたちの協力や信頼を得て告白を受けたりしながら
元の世界に戻る恋愛SLGだが元の世界に戻らないという選択もある
PSとSSで同時期に発売されたがOP曲が差し替えられていて個人的には
SS版の畑亜貴による作詞、作曲、歌の「水中飛行」が好きです
また本作は開発スタッフやキャラクターデザイン等の共通点から
1995年に発売された「ウィザーズハーモニー」と同系作と言われるが
システムやストーリなど直接の関連性は無い
これらの作品がきっかけでギャルゲーにドップリ浸かった人は多いと聞く
『宝魔ハンターライム Perfect Collection』SS/1995年/アスミック
人気アニメーター中嶋敦子がキャラクターデザイン、作画監督を務めた
デジタルコミック風ADVでコスプレや変身シーンがひとつのウリ
初出はPC-98、X68000、FM TOWNSで販路がPCソフトの自動販売機、
「ソフトベンダーTAKERU」での専売だったことは覚えておきたい
PC初出ということで間違われやすいがアダルト要素は無いものの
SS移植の本作は推奨年齢18歳以上である
まぁ普通に楊雲攻略したよね
『バトルアスリーテス 大運動会』SS/1996年/インクリメントP
崩壊した文明が復活した西暦4998年(!)の未来の世界で
プレイヤーはコーチとなって主人公の神崎あかりを全太陽系惑星の
エリートたちが集まる「大学衛星」に入学させるため育成し、ライバルたちと
切磋琢磨しながら「宇宙撫子」を目指す豪快熱血美少女SFスポ根SLG
システム面に特段欠点は見られずSLGの基本に忠実な作品で
このSS版は全年齢対象なのだが随所に見られる「爽やかスポーツエロス」が
豊富で、のちに移植されたPS版では残念ながら手が加えられている
多例に漏れずアニメ化、OVA化していてそちらの方が詳しい人もいるカモ
『ありす in Cyberland』PS/1996年/グラムス
千葉麗子がかつて代表を務めていたチェリーベイブ(当時)が企画した作品で
近未来の現実世界とサイバー世界を行き来するという設定は良かったのだが
全体のボリュームやシステムに正直もう一、二捻り欲しかった
森山大輔の描くキャラクターや声優、サウンド面が良質なだけに悔やまれる
本作はギャルゲーとADVを融合させた新ジャンル「ギャルベンチャー」と
銘打ち大々的に発売されたもののその名称が定着することはなかった
PS2でプレイすると不具合をきたし正常に作動しない点は注意したい
感じる判断は確かに難しいとは思います
『FIST』PS/1996年/イマジニア
1990年代のゲーム界はギャルゲーブームであったと同時に
対戦格闘もトレンドだったことに異論を挟む人は少ないだろう
本作は2D対戦格闘だったSFC「制服伝説プリティ・ファイター」および
SS「制服伝説プリティ・ファイターX」に続くシリーズ第三作目で
3D対戦格闘にリニューアルして発売された意欲作なのだが
対戦格闘としてのシステムはお世辞にも良好と言えるものではなく
イメージイラストとムービーのアニメーションはそれなりに興味を惹くものの
ポリゴンで表現された実際のキャラはとても同じ作品とは思えないシロモノで
この時代の3D対戦格闘にありがちなケースとはいえ特に本作は
その落差が突出しておりシリーズファンの期待を奈落の底に突き落とした
(続く)
>>15の続き
『FIST』裏面
ご覧の通り声優陣は豪華でドラマCDが同梱されておりファンには嬉しいが
>>1の経験上、この種の対戦格闘は一人でもくもくとプレイするよりも
気の合う仲間たちと一緒にワイワイ言いながら楽しんだほうが盛り上がる
なお本作はSSでも発売しているのだがOPムービー、空中コンボや
ダウン追撃の有無の差があり各々別のゲームと化した不思議な仕様である
◆コラムその2◆
ギャルゲーの始祖とは 1/2
結論から言うと「何をもってギャルゲーの始祖とするか」の基準は曖昧である
メーカーがその作品をギャルゲーとして発売したのか否かという前提や
ギャルゲーという単語そのものの成立時期や経緯の考慮、さらに
「女のコさえ出ていればギャルゲーなのか」というもっともな意見もあって
その基準が定まらない以上、明確な決定づけはおよそ不可能と思われるが
>>6で仮定した定義をもとにタイプ別の細分化を試み仮説を述べる
なお【育成系】は自分育成か相手育成かで分かれるがここでは一括りとし、
さらにアーケードと家庭用とで分割させずひとまとめで考証した
【アクション系】……「忍者プリンセス」AC/1985年/SEGA、または
「女三四郎」「タイムギャル」→二作品ともにAC/1985年/タイトー
もしくは「シティコネクション」AC/1985年/ジャレコ
【恋愛系】……「天使達の午後」PC-88/1985年/JAST(18禁)
【育成系】……「プリンセスメーカー」PC-98/1991年/ガイナックス
【ナンパ系】……「Tokyoナンパストリート」PC-88/1985年/ENIX
【アダルト系】……「野球拳」MZ-80K/1979年/ハドソン
【対戦格闘系】……「人形使い」PC-98/1992年/Forest(18禁)
【ノベル系】……「雫」PC-98/1996年/Leaf(18禁)
【脱衣麻雀】……「雀豪ナイト」AC/1983年/日本物産
SEGA MY CARD「忍者プリンセス」
FC「シティコネクション」
(続く)
>>17の続き
ギャルゲーの始祖とは 2/2
好事家の間で【操作系】の祖は「アテナ(AC)」「スペースハンター(FC)」
「マドゥーラの翼(FC)」「夢幻戦士ヴァリス(PC-88)」「レイラ(FC)」
「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説(FC)」などとする意見もあるが
これらのリリースはいずれも1986年のため発売時期優先で考えると
やはり先に紹介した4作品のいずれかと見るのが妥当であろう
ただし上記作品を含むとなると「トゥームレイダー」や「バイオハザード3」も
ギャルゲーなのか? という神学論争に発展しかねないのでここで打ち切る
なお異論は歓迎する
画像左より
「スペースハンター」「夢幻戦士ヴァリス」「レイラ」「マドゥーラの翼」
「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説」のFC移植版
『悠久幻想曲』PS/1997年/メディアワークス
さきに紹介した「エターナルメロディ」のシステムをベースとしたSLGで
同社が刊行していたゲーム情報誌「電撃」シリーズでのプッシュもあり
一時期は看板タイトルとして定着し、男女問わずファン拡大に繋がった
恋愛要素を含んではいるがそれ以上に友情、絆、信頼といった感情に
重きを置いているゲーム性でギャルゲーと即断するにはいささか抵抗がある
以降全シリーズのキャラクターデザインを担当したmooが描く独特のタッチは
好みが分かれるものの熱心なファンも多くおしなべて人気が高い
『リフレインラブ ~あなたに逢いたい~』SS/1997年/リバーヒルソフト
本作は大学生同士の恋愛をテーマにしたちょっぴり大人のギャルゲーである
街を歩き回ってヒロインとの会話を楽しむADV要素にSLG要素を足した内容で
「J.B.ハロルドシリーズ」「1920シリーズ」「プリンセス・ミネルバ」
「BURAI」「ワールド・ネバーランド」などなどADV、RPGの
名門ソフトハウス(だった)リバーヒルソフトが世に放った意欲作で
キャラクターデザインは卒業2でおなじみのこばやしひよこ、
イベントやシステム周りも自然で破綻なく佳作ギャルゲーとして知られる
ただし攻略可能キャラの少なさを利点と取るか欠点と取るかは意見が分かれる
『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』SS、PS/1997年/カプコン
異世界の魔王を封印していたクリスタルが分裂し虹色町に住む7人の女の子に
同化してしまい同時に飛んできた妖精によって世界の救世主に選ばれ
魔王の復活を阻止するため女の子たちと心を通わすというストーリーで
「アドベンチャークイズ カプコンワールド」や「クイズ殿様の野望」など
良質なクイズゲームで実績のあるカプコンが1996年にACでリリースした
恋愛要素を盛り込んだすごろく式クイズゲームで、家庭用移植に際して
女性キャラ名の変更や妖精、悪魔っ娘(リンツ)のエンディング追加のほか
一部のお色気グラフィックや不適切な表現に修正が加えられている
>>1はAC版にハマったクチで特に東鳩(小鳩)真由美先生がお気に入り
(画像はクリアファイル)
『時の国のエルフェンリート』Win95/1997年/バンダイ
「極黒のブリュンヒルデ」「ノノノノ」など現在は漫画家として活躍している
岡本倫がバンダイ在籍時代に企画、羽音たらくキャラクターデザインによる
現実の時間とゲームの時間が同時に進行するリアルタイム育成SLGで
三人の妖精から一人を選び世代交代を繰り返しながら育み、
妖精を女神へ転生させる内容でPCゲームでは珍しくCMが放送されていた
岡本による「エルフェンリート」という漫画もあるが本作との関連はない
設定は面白いのでスマホ用にリメイクしたら案外イケるんじゃないかなぁ……
『だいすき』SS/1997年/GAGA
近未来の士官学校を舞台にした恋愛SLGなのだが選択コマンド数が異常に多く
お茶目なイラストにつられて軽い気持ちで手を出すと火傷しかねない作品ゆえ
システムは複雑であればあるほど好むSLGマニアにはおすすめ……?
チラシの情報によると本作の発売を記念して今は無き神楽坂ツインスターで
大規模なダンス&コスプレパーティーが開催されたそうなのだが
もし行った人がいたら当時の状況をゼヒ聞いてみたいものである
なお機種依存文字ゆえ省略したが正式名称はタイトル末尾にハートマークが付く
『ぱにっくちゃん』SS/1997年/イマジニア
主人公のレンタルビデオ店長(彼女ナシ)は35歳を迎えいまだ独身、
うだつの上がらない単調な毎日に自己嫌悪し人生を嘆くという
笑うに笑えないシーンからスタートし、一念発起してアルバイト募集すると
ヒロインのぱにっくちゃんが応募してきて……という内容で、選択肢を選び
進行してゆくオーソドックスなADVなのだが強制選択されるシーンもある
本作は木村貴宏による初々しいキャラクターデザインと、揺れに揺れまくる
ぱにっくちゃん&とらぶるちゃんのバストが主な見どころ
そんなぱにっくちゃんはかつて存在していたアニメショップおよび
webショップ「ぱにっく☆MEDIA MIX」のマスコットキャラでもあった
またイマジニアと聞くとオールドゲーマーはFCD「WAVE JACK 三部作」を
思い浮かべるだろうが、以降も各ハードでギャルゲー含む多種多様な作品を
継続してリリースするメーカーとしてファンにはおなじみで
いっときゲーム事業から撤退していたが近年復活し活動を再開している
統廃合著しいゲーム業界において同社の経営手腕は称賛されるべきだろう
『フォトジェニック』SS、PS、PC-98/1997年/サンソフト
この作品をプレイしたことのない方は、チラシのイラストを見て
「ファイナルロマンスの新作?」と思うかもしれませんが残念、違います
本作はカメラマンである主人公を育成しながら腕を磨きつつ
被写体の女のコたちと仲良くなって一年後のコンテスト入賞を目指すという
恋愛SLGだが腕が悪いと良い写真が撮れず、女のコと仲良くならないと
撮影すらできないためバランスのとれた育成、行動が求められる
>>1の人生に折々で登場したすぎやま現象のイラストはどこか落ち着く
『ボイスファンタジア 失われたボイスパワー』PS/1997年/アスク講談社
「名物にうまい物なし」ならぬ「声優ゲーに良作なし」を象徴する怪作
ファンタジー世界を舞台にした声優ADVという体裁で昼はアニメキャラ、
夜はメイン声優である横山智佐、小西寛子、笠原弘子の実写映像が
モリモリ投入されているのだがADVとしてのシステムは良好とは言い難く
熱狂的な声優ファン以外にはなかなか厳しい作品となっている
ただしサブキャラとして出演している堀江由衣のデビュー作であったり
動く小西寛子が見られる作品として声優ファンの間では有名だったりする
本作はベテラン声優の千葉繁演出によるものだが氏はこれ以外にも
「エルフィンパラダイス」や「ボイスパラダイス エクセラ」のほか
「スタンバイSay You!」の製作に関わっていてマニアの間ではまとめて
「千葉繁ガッカリ声優ゲー四部作」と呼ばれている
>>29
変化球ですが後ほど
『卒業 クロスワールド』SS/1997年/小学館プロダクション
ギャルゲー史にその名を残す育成SLG「卒業」および
「卒業2」のヒロイン各5人に加え新キャラ2人の計12人が登場し
横浜を舞台に同年代の主人公と交流する恋愛ADV……なのだが
ストーリーは破綻とは言わないまでも唐突、使い回しのセリフとイベント、
女のコのシナリオは似たり寄ったりと、何ともお寒い内容であった
グラフィックは綺麗で愛着が湧くのだが問題点ばかりが目立ってしまい
続編商法と女のコのイラストのみに頼った悪い見本と言わざるをえない
などと>>1が卒業シリーズの大ファンだからこそ批判を覚悟で悪態をついたが
ここまで言われてくやしかったら「卒業vacation」とかでお茶を濁さず
石橋美佐子メインで新作を出せ! いや…出してください! 頼むよ……
たいがい「オーディオ再生は推奨しません」とか書いてある気がする
正直、以前ほど減ったなとは思います
たいがいPS2以降が多いすね
SS、PS自体をを扱わない店舗も少なくありません
◆コラムその3◆
ギャルゲーの類似、派生ジャンルの呼称一覧
「エロゲー」※アダルトゲーム、R18ゲームと呼ばれる場合あり
「美少女ゲー」※ギャルゲーとエロゲーの総称とする場合あり
「キャラゲー」
「オ(ヲ)タゲー」
「アイドルゲー」
「妹ゲー」
「恋愛ゲー」
「萌えゲー」
「泣きゲー」
「抜きゲー」
「百合ゲー」
「変態ゲー」
「凌辱ゲー」
「ロリゲー」
「声優ゲー」
「乙女ゲー」
「脱衣麻雀」
「ファンディスク」
「BL(ボーイズラブ)ゲー」
「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」
etc……
※「乙女ゲー」「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」についてはさらに後述する
代表的(?)な声優ゲーの一例
『エルフィンパラダイス』PS/1997年/アスク講談社
当時の人気声優をまとめて出演させてる感じが凄い
上のフィストもそうだけど声優がドル化し始めた頃だからな
制作費の大半をドル声優のギャラに当てたなんてのも珍しくないご時世
講談社だからだと思う
かわいらしい絵柄でクソゲー(物理)という強行軍
主人公ミサを魔法少女に育てあげる極めてオーソドックスな育成SLG
最初の一年間の育て方によって後のストーリーが分岐するシステムで
「恋愛編」「スポーツ編」「海外編」「アイドル編」とバラエティに富む
キャラクターデザインに高田明美を擁し声優は桜井智を起用、
育成パートやイベント関連にクセはあるが魔法少女を育てる楽しみはある
……のだが、本作の初回版にはゲームの根幹に関わる致命的なバグが存在する
もしこれから「うひょー! 魔法少女育てるっス!」と思った方はご注意を
あとSETA SEGAじゃないよ
アンジェリークェ・・・
闘神都市ェ・・・
『初恋ばれんたいん』PS/1997年/ファミリ―ソフト
高校二年生の春から三年のバレンタインまでに自己育成を重ねながら
女の子に告白されるという「ときメモ」スタイルの恋愛SLG
本作の特徴を簡潔明瞭にあらわすと「とにかくロードが遅い」に尽き、
一日の経過が異常に長くせっかくの会話もテンポが悪い
その他パラメーターの変化にエフェクトがかからず増減がわかりにくく
効果のハッキリしないコマンドやデートスポットなど疑問点が目立つ
しいて見るべき点を挙げるなら他作品に類を見ないタテ書きの文章表示と
女のコに手紙を渡すという行動があるもののこれらも長所かというと疑問
ギャルゲーにしたのが結構あったね
SSでいうところの「推奨年齢18歳以上」系ですね
当時と現在とは基準が違うそうで
・トゥルラ
・下級生
・慟哭、そして・・・
が並んでるのを見たときは震えた
『あすか120%リミテッド BURNING Fest.』SS/1997年/アスク講談社
対戦格闘というとアーケードor家庭用の専売特許と思われがちだが
「ヴァリアブル・ジオ」や「ザ・クイーン・オブ・デュエリスト」など
PC発の対戦格闘もあり本シリーズ第一作はFM TOWNSから1994年に発売
舞台は名門女子高校で部活対抗の予算争奪戦というストーリーを持ち
大&2段ジャンプ、技の相殺、空中コンボ、ガードキャンセル、超必殺技など
現代対戦格闘に決して引けを取らない多彩でスピーディな攻防が魅力で
初心者には遊びやすく上級者には(かなり)奥深く、出来ることは多い
そんな本作が紛うかたなき名作ということは多数のハードに移植され
長くシリーズ化、アーカイブス化されていることが証明している
ですね
独自性を出そうと躍起になっていたのでしょうか
タイトル忘れたけど元ネタのロボットアクションも面白かった
概ね飛鳥ロボが主役の横スクアクションだった気がする
マッドストーカーかな。あれもそこそこ良く出来てた
たぶんそれ
コマンドの親切さが実に良かった
猫ロケットぱーーーんち
>>65
真奈美はダイヤグラム最弱だっけ?
あとこの時期のソニーチェックってまだ厳しかったはずなのに
フツーにパンチラあるんだよなV.G2
あすか120%はPS1版だけ全部(スペシャルの修正版通称黒ポチ含む)持ってるわ
これとヴァリアブルジオ2はなかなか面白い
なおヴァリアブルジオ(V.G)はなぜか海外だとヴァージンガールと訳されてる模様
>>67
V.Gはエロ本で第一報を知りました
時代だった……のかな
『すごべんちゃー ドラゴンマスターシルク外伝』
SS/1998年/データム・ポリスター
PC-98で1992年にリリースされた3Dダンジョン探索型コメディRPGの
「ドラゴンマスターシルク」がスゴロク式RPG+恋愛ADVとして復活
バランス調整不足や少ないセーブポイント、決着に運の要素が強く反映され
肝心のゲーム性は「?」だが、ギャルゲー特有の雰囲気は出ており
女のコとの恋愛につきもののトキメキや甘酸っぱい感情は堪能できる
当時の萌えっぽい絵柄に反してしっかりしたゲームといえばメルティーランサーよ
>>70
「銀河の平和は我らが守る!」
緒方恵美ってとメルティランサーだわ
あれは面白かった・・・話の筋は忘れたけれど
SS→PC(18禁)のケースはまぁまぁあるんですよね
落ち…と言っていいのかどうかは置いといて
『プリンセスメーカー ゆめみる妖精』SS/1998年/ガイナックス
異世界の勇者が父親となり血の繋がりのない少女を育てあげる育成SLGで
ナンバリングこそされていないものの実質的な第三作目に該当する
今回の娘は妖精の女王から託された少女。そのほか父親の職業が選択でき、
その選択によって娘のパラメータや成長度合いに変化があらわれる
本シリーズは育成SLGの嚆矢で娘を育てられるという内容から知名度は高く
特に今作は娘役の声優に野上ゆかな(現:ゆかな)を配しているので
>>1のような「あずきちゃん」ファンからも賞賛をもって迎えられた……はず
すまない
他意はないのですが
ギャルゲーにも色々ジャンルがあるものよ
いやー恐縮です
以下の作品は>>1が前回立てたスレ↓↓
【画像】1990年代のゲームのチラシをあげてく
にて掲載済なので詳しくはそちらを参照してください
『サクラ大戦』
『同級生2』
『卒業2 ~Neo Generation~』
『負けるな!魔剣道2』
『誕生S ~Debut~』
『どきどきON AIR』
『ADVANCED V.G.』
『ネクストキング 恋の千年王国』
『黒の断章 The Literary Fragment』
『ときめきメモリアルSelection 藤崎詩織』
『個人教授 La Lecon Particuliere』
『ドリーム・ジェネレーション 恋か? 仕事か!?…』
『アイドル麻雀ファイナルロマンスR プレミアムパッケージ』
『同級生2』SS/1997年/NECインターチャネル
ひいき目抜きにしても名作ではないという自信は無い
攻略本があっても
「アレ?アレ?アレ?」だったな
同級生シリーズとかはフラグ管理がきつかったですな
バグもあったりしてwww
正直バグはある、と考えてた方が気が楽ですね
1998年ですね
ONE ~輝く季節へ~と同時期だったか…
ドキばぐで柴田亜美が肉じゃがを鍋ごと差し入れたこともある
SFCはSSより格段に厳しいはずなのにw
『英雄志願』SS/1998年/マイクロキャビン
「Xakシリーズ」等で知られるマイクロキャビンが1994年にPC-98で
全年齢対象として発売した育成RPGで本作はそのSS移植版
冒険者養成学校に入学したヒロインたちが二年半に渡る講習を終え
卒業実習として仲間たち+妖精と半年間の実地研修の旅に出る内容である
基本行動は街へ赴き数々の依頼をこなすのだが何をするかは完全に自由で
エステに励んだりブロマイドを販売したり着衣モデルになったりと
一般RPGでは見られない項目もありフリーシナリオの売り文句に偽りなく
成長度合いによって結末が変わるマルチエンディング制を採用している
コミカルなテイストとRPGとしては抑えめな難易度、一周に要す時間も短く
周回プレイをする気にさせる堅実な作風はさすが老舗ソフトハウスと言える
なおチラシにPSのロゴ表記があるが結局PSで発売されることはなかった
ギャルゲーが成立したのは、PS以降にときメモ流行ってからな筈。
『くのいち捕物帖』SS/1998年/CRI
江戸八百八町を舞台に新米くのいち沙悟浄蘭(17歳)を育てる育成ADVで
戦闘はカードバトルを採用、マルチシナリオ&エンディングの謳い文句は
ダテではなく、さまざまな結末が用意されていて作りも丁寧なのだが
大掛かりなメディアミックス展開はされず「静かな佳作」と呼ばれている
初出はWin95、本作はその移植版でPSでも発売されている
俺の中の至高天の妹ゲーといっても過言ではない
『ダブルキャスト』『季節を抱きしめて』『サンパギータ』『雪割りの花』
全作品PS/1998年/SCE
「みるドラマから、やるドラマへ」をテーマにProduction I.G製作による
フルアニメーション&全編フルボイスの「やるドラ」というADVで
作品それぞれに春夏秋冬の季節が割り当てられゲームスタート時は
ヒロインが記憶喪失という共通点がありアニメーションの要所で出現する
選択肢を選ぶことで物語が分岐してゆくマルチエンディング制を採用、
なめらかに動くアニメーションや練られたシナリオは一定の評価を得ている
ただし「雪割りの花」だけは他の作品と比べ絵柄も内容も特に異質で
非常に好みが分かれるのだがヒロインの声優、日高のり子の迫真の名演技や
完成度の高いシナリオで>>1含めベストに挙げる人もいたりする
また「ダプルキャスト」はPS作品には珍しくパンチラやお色気シーンが多い
やるドラは良かった
俺の雪割りの花が出たー!
雪割りはギャルゲーと言っていいのかわからん絵柄だったなw
季節を抱きしめて大好き。特にテーマソングが
なぜか大学の生協でこの曲が流れててCD買いに走った
ブルセラショップが出てくるのも時代ですな。あとモトコうぜぇ
あの時代ってサイコパスとかそちら系が流行ってましたっけ?
PCのエロゲ含めれば、その手のけっこあるから下地は出来てた気も
『ROOMMATE3 ~涼子 風の輝く朝に~』
SS/1998年/データム・ポリスター
SSの内臓時計と連動したリアルタイム恋愛SLG「ROOMMATE 三部作」の
シリーズ完結編で、今作はヒロインが大学受験を控えている設定のためか
感情に不安定な部分が見られそれがシナリオのスパイスとなって進行、
なかでも本作のエンディングはギャルゲー史に残る印象深いものとなっている
このシリーズは井上涼子のみに焦点を当て共に成長してきたこともあり
第一作からのプレイヤーにとって思い出が走馬灯のように甦り落涙必至だろう
推測するにギャルゲーを嗜む者とは、気に入った作品をプレイしながら
意中のヒロインを見つけてゆくと思うのだが、他作品にはいっさい目もくれず
井上涼子ただ一人に操を捧げた高潔なプレイヤーというのは存在するのだろうか
そして変化球のノエルはでらんのやろか
女が出てるからギャルゲだギャルゲ(錯乱)
女が出てるからギャルゲーなら、東京魔人學園剣風帖も(錯乱)
ちゃんと口説けるやんか
おまけディスクで全キャラエンディングあるし
女だけじゃなくて、男ともあるからBLゲーの走りなんかなあ……。
女の子により人気だったもんなあ
主人公の性別改変妄想も人気だったし
『お嬢様特急(エクスプレス)』SS、PS/1998年/メディアワークス
あかほりさとる企画、花田十輝ストーリー構成、柳沢まさひで作画監督による
日本を縦断する列車に乗り行く先々で出会う女のコたちと交流する恋愛ADVで
同社の雑誌「電撃G’sマガジン」誌上での読者参加型企画をルーツに持つ
「生きている女のコ」にこだわったMDS(マルチプル・デュアル・システム)
という独立した行動システムで主人公と接していない時でも思考が変化し
会うたびに外見や言葉遣いが変わるリアルさを追求している
豊富なイベント、使い回しのないイラスト、全編フルボイスという
他のギャルゲーでもなかなか見られない圧倒的なボリュームと
短期間での出会いと別れをひとつのテーマに据えた作風でファンも多いが
それに比例して難易度は高くヒロインによって喜怒哀楽の差が激しい
初作はPSで2001年すね
北海道知識はバンバン叩き込んでくれるのに趣味とかなにひとつ教えてくれないヒロインェ…
北海道知識なら風雨来記も……。
鍛えってパロディが好きだった
やっぱ目新しい試みだったからかしらん
『続 初恋物語 ~修学旅行~』PS/1998年/徳間書店
本作はディスク4枚組という「RIVEN THE SEQUEL TO MYST」や
「ときめきメモリアル2」に次ぐ枚数で構成され、1994年に
PCEで発売された「初恋物語」の続編だがストーリーの関連性はない
4枚のディスクはそれぞれ小学生、中学生、高校生、大学生が割り当てられ
時代ごとに女のコとの初恋を旅行中に成就させるべく奮闘する恋愛SLGである
どの年代でも幼馴染みの女のコ、高瀬祐花が主人公のサポート役として
アドバイスをくれるのだが彼女自身も初恋の相手となる
全体的なシステムやシナリオにいささか不自然な点があるものの
初恋という誰もが持つ淡い記憶をゲームに仕立てた点は評価に値し
同時に幼馴染みの健気さに胸を打たれることだろう
>>125
主人公、祐花から金を借りる、借りまくる
↓
祐花「悪いんだけど10円貸してくれる?あたしお金なくて…」
鬼か主人公
その手のは、そこだろうなあ。
『ひざの上の同居人(ぱーとなー) -KITTY ON YOUR LAP-』
PS/1998年/カルチュア・パブリッシャーズ
ひとり暮らしをはじめた大学一年生の主人公がある日捨て猫を拾い
自宅に連れて帰ると翌朝その猫は成長し、なんとネコ耳少女となっていた
主人公は一年間で必要な知識や常識を教え人間にするという育成SLGで
ネコ耳少女を育成できるという、その筋のファンにとっては夢のような作品
……なのだが、いくつかあるバッドエンドは心が痛み悲壮感が漂う
統計を取ったわけではないので何とも言えないがギャルゲーのバッドエンドは
全般的に後味の悪いものが少なくない。これは作品そのものが持つ
明るい雰囲気とのギャップでことさら強く印象に残るからなのか
あるいはシナリオ担当者の問題(そういった嗜好を好む人が多かった)なのか
あるいは単に>>1の勝手な思い過ごしなのか、この点はいつか掘り下げてみたい
これヒロイン達が成長「しちゃった」せいで幼女と戯れたかった
その筋のユーザーが激怒したとかしないとか
開発スタッフにとっても苦渋の決断、だったと思いたい
『みつめてナイト』PS/1998年/コナミ
ときめきメモリアルでギャルゲーの手応えを掴んだコナミが
レッドカンパニー(当時)と共同開発した戦闘要素を持つ純愛SLG
戦渦の只中にある中世ヨーロッパ風の某国に立ち寄った傭兵の主人公が
己を鍛えながら戦いで武功を立てつつ16人の個性豊かな女のコたちと
関係を深めるシステムで自己育成+デートはときメモのそれに近いが
女のコとの出合い方や爆弾処理方法など細部には独自要素が存在する
本作はキュートなタイトルと愛らしいキャラに反し暗く重く深い世界観、
死の匂いがつきまとうシナリオ、デート時の奇天烈(ネタ)な選択肢に加え
絡み合う人間関係、各種やりこみ要素、豪華声優陣などなどコナミと
レッドカンパニーの高い開発能力に裏打ちされた紛れもない名作と言えるが
その独自性に馴染まないギャルゲーファンがいることもまた事実であり
エッジの効いたゲーム性から「好きな人はとことん好き」を地で行く作品ゆえ
本作に対して偏愛・崇拝にも似た感情を持つ人も少なくない
これはハマったなあ。
声優も何だかんだむっちゃ豪華なんだよなあ。
ジャンルは桝田ゲー
バーストエラーは名作だろうな、弥生に氷室に茜が
『かもめ大作戦 女神たちのささやき』SS/発売中止/VING
本作は製作発表はされたものの発売中止となっている
ジャンルはADV+SLGでイメージイラストと画面写真、簡単なストーリーが
チラシに明記されているが具体的な内容には触れられていない
その後、紆余曲折を経てキャラを流用した「聖白薔薇学園 プチ★MAHJONG」
という脱衣麻雀がPCで発売され、さらにPS「まーじゃん de あそぼ」という
麻雀ゲームでも同作のキャラが使われた数奇な運命を持つ
うのまことが描くの女のコは可愛らしく全体的にムチムチ(特に太もも)で、
そちら方面のマニアにとって脱衣麻雀化は慶ばしいことだったといえよう
はるかぜ戦隊Vフォースが載ってるのが超不吉
当時は別に嫌がられてなかったけどなんか今は妙に煙たがられてるような気がする
なろうラノベの影響なんかね
ラブひなあたりからアンチハーレム強硬派は元気だったような
もっと前からおったかもしれんけど
漫画やラノベなら、ああっ女神様とか天地無用!からあるジャンルだからなあ。
乱用され過ぎなんじゃね?
んなこと言ったら、ヴァリスからエロゲ堕ちしてるから……。
トップをねらえの脱衣クイズゲーが最速な気がする。
電脳学園3だっけ?
それだった筈。
まだPC98の頃。
まあ、ガイナックスはその後エヴァの公式脱マーとか、
オリジナルのエロゲとかやらかしてるけど。
◆コラムその5◆
「乙女ゲー」「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」とはなにか 1/3
ギャルゲーが男性ユーザーをメインターゲットとして製作されたことに対し
女性ユーザーをメインターゲットとして製作されたゲームの呼称で
主として女性主人公が男性キャラを相手にする作品のこと
ざっくりと「ギャルゲーの女性版」と考えていただいてほぼ相違ない
ただしこのジャンルもギャルゲー同様ハッキリとした定義は難しい
一例として、登場キャラの性別をそっくり入れ替えた「卒業M」や
「ときめきメモリアル Girl’s Sideシリーズ」が有名
また主人公の性別を任意で選べたり接触対象の性別を問わない作品は
「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」と呼ばれ、ここに含まれることがある
なお18禁要素を含む「BL(ボーイズラブ)ゲーム」とは区別する説が一般的
※以下に各々の代表的な作品を列挙していく
『アンジェリークSpecial』SS、PS、Win95/1996年/光栄
国産乙女ゲーの第一作。光栄の開発チーム「ルビーパーティー」が開発した
「ネオロマンスシリーズ」という乙女ゲー作品群の第一作目でもある
硬派SLGメーカーの雄、光栄から発売されたとあって斯界をにぎわせたが
その看板の名に恥じぬ丁寧なシステムと確かなゲーム性を持つ恋愛SLGで
幾度もリメイク化され他機種への積極的な移植も行われている
初出はSFCでこの画像はSS、PS、Win95での発売を告知する大判チラシ
(続く)
>>149の続き
「乙女ゲー」「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」とはなにか 2/3
※乙女ゲー作品の一例
『アルバレアの乙女』PC-FX/1997年/NECホームエレクトロニクス
先に紹介した「アンジェリーク」と同じく乙女ゲーに属する恋愛SLG
アンジェリークと違う点は「戦闘」というモードがあり軍事面も取り仕切る
難易度は歯ごたえのあるものとなっており、のちにPSにも移植された
『Hop Step あいどる☆』SS/1997年/メディアエンターテイメント
あなた(プレイヤー)は弱小芸能プロダクションのプロデューサーとなり
街でスカウトした男のコをトップアイドルに育て上げるボーイズ育成SLG
スタート時にプレイヤーの性別が選べるので女性を選べば乙女ゲー、
男性を選べばBLゲーになるという一粒で二度美味しい一風変わった作品
イロモノ的に扱われがちだがシステムやシナリオの出来は悪くない
『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』PS/1999年/日本一ソフトウェア
前作「マール王国の人形姫」から12年後を舞台にコルネットの娘「クルル」が
親友のクレアと王子様を見つける冒険の旅に出るというミュージカルRPG
ミュージカルとは、出演する愛らしいキャラたちが要所で歌い踊り
作品の重要な役割を果たすシリーズを象徴する演出のひとつで
シナリオ、音楽、キャラ、声、デザインそれぞれが高度に融合した良作である
そもそもギャルゲーだろうが乙女ゲーだろうがそれはただの分類であって
便宜上本作を乙女ゲーとカテゴライズしたものの恋愛要素だけでは
終わらない作風なので男女の垣根を越え性別関係なく誰でも自由に楽しめる
また本作のドット描写は群を抜いて美しくそれだけでもプレイする価値はあり
日本一ソフトウェアの地位を確たるものにしたシリーズとも言える
>>151の続き
「乙女ゲー」「男女兼用恋愛ゲーム(リバゲー)」とはなにか 3/3
※男女兼用恋愛ゲーム作品の一例
『結婚 ~Marriage~』SS/1995年/小学館プロダクション
育成SLG「卒業(初代)」「卒業M」のキャラが大人になって登場し
ズバリ「結婚」をメインテーマとしたSLG風の男女兼用恋愛ゲーム
ただし性別選択が可能なのはSS版のみでPS版はプレイヤーの性別が男性固定
『エチュード プロローグ ~揺れ動く心のかたち~』
Win95、98、SS/1998年/TAKUYO
高校生の男女どちらかを選び卒業後の進路を決めることをメインテーマとしつつ
男子を選んだら女子と、女子を選んだら男子との恋愛が発展する育成SLGで
選択できる男女は元恋人同士という設定のためそこから生まれる
人間関係や思春期特有の悩み、進路に対する不安など恐らく誰もが経験した
この年頃の青くとも真剣な「揺れ動く心」が味わえる
SS、Win版でメインヒロインの妹を演じた釘宮理恵の声優デビュー作でもある
また本作の開発・発売元であるTAKUYOとは乙女ゲーに強いパブリッシャーで
近年では「ソラユメ」「ひめひび」「カエル畑DEつかまえて」などなど
コンスタントに作品を発表しているがそもそもは建築、港湾土木業を請け負う
拓洋興業という会社のゲーム開発部門であり、全く異なる業種が共存しながら
確かな実績をあげている極めてユニークな企業である
ギャル(が遊ぶ)ゲー
『センチメンタルグラフティ DESKTOP screensaver052』
Win95、98/1998年/ビジュアル・ラボ
高校三年生の春休みに主人公のもとへ差出人不明の手紙が届き
送り主を探すためアルバイトでお金を貯めて全国各地を移動しながら
過去の記憶に残る12人の女のコと再会するという恋愛SLGで
数あるギャルゲーのなかでも知名度は高く続編も発売されているが
本シリーズが名(迷)作といわれる由縁として発売前の過剰プロモーションで
高まり過ぎた期待と現実とのギャップ、インパクトの強過ぎるOPムービー、
発売延期、続編のぶっ飛んだ設定などあらゆる要因が絡んだ結果だと思う
本作はギャルゲー史に確かな爪痕を残した作品のスクリーンセイバー集で
甲斐智久(水谷とおる)によるイメージイラストはファンも多いのだが
実際のゲーム内では一切使われていない点やヒロインを振ることができる
数少ないゲームという点は記憶に留めておきたい
水谷とおる今はだいぶ絵柄かわっとるね
そしてツイッター垢がスクリプトで偉いことになっとる
なんとしてもフォローは遠慮したい感じ
『ファイアーウーマン纏組』PS/1998年/徳間書店
転校生の主人公が「纏(まとい)組」という学園トラブル解決組織に属し
約一年間の高校生活を送るRPG風恋愛格闘ADVで「喧嘩」が本作の核を成す
いちおう恋愛と謳ってはいるもののそれは必ずしも強制ではなく
部活に励むもよし、喧嘩に明け暮れてもよしと自由度は相当高い
さらにイベント、サブキャラが豊富で性格付けもしっかり行われていて
操作系統にやや不満点はあるが喧嘩などのシステムはおおむね良好、
権利関係に問題がなければ続編が発売されて然るべき作品なのだが
その声はいまだ聞かれず、良作の声に反比例して知名度は極端に低い
推測するにPC-FXでの初作発売日(1996年末)があのモンスターRPG
「 ファイナルファンタジー7」の約一ヶ月前という間の悪さ、さらにPS版の
発売時期はギャルゲーブームに陰りが見えはじめた状況などが考えられ
本作に限らず発売ハードと発売日の重要性を痛感せずにはいられないが
ギャルゲーファンの間では必ず名前が挙がる作品ではある
『慟哭 そして…』SS/1998年/データイースト
横田守の描くキャラクターは一見するとPCからの移植と思われがちだが
れっきとしたSS発のオリジナル作品で、露骨な18禁要素はないものの
お色気要素や猟奇要素があるため推奨年齢18歳以上となっている
閉鎖空間に閉じ込められた主人公とヒロインたちがトラップを回避しつつ
脱出を試みる往年のPCゲームを彷彿とさせるサスペンスADVで
恋愛要素もさる事ながら脱出ADVとしての難易度、完成度、評価は著しく高い
(続く)
>>166の続き
『慟哭 そして…』裏面
DSR(Direct Search Reaction)システムという画面検索方法による分岐と
TDS(Trap Divergent Story)システムという複数の解き方による
ストーリー分岐システムを採用しシナリオに厚みがでている
本作はデータイースト崩壊直前に発売されたこともあり同社のファンは
複雑な思いを抱きながらプレイしていたであろうことは想像に難くない
またSS以外のハードには移植をしていないので
プレイするには実機が必要、だったのだが……(後述)
横田守原画の時点でエロゲの移植かと思ってたけど違うんか。
『卒業3 ~Wedding Bell~』SS、PS/1998年/小学館プロダクション
これまでの卒業シリーズ同様、清華女子高等学校の教師となって
五人の生徒を卒業に導く育成SLGなのだが主人公はこの五人のうちの
任意の一人と結婚しているという設定が新たに加わり
「他の生徒にバレないよう」に「妻とデートを重ね離婚を回避」しながら
「生徒全員の卒業を目指す」という目的をこなしてゆく内容で
今回のヒロインの苗字は「卒業」という曲名を持つ歌手で構成されている
ちなみに清華女子高等学校は本シリーズ以外にも「お嬢様捜査網」や
「センチメンタルグラフティ」などいくつかの作品にまたがって登場している
『NOeL ~La neige~』PS/1998年/パイオニアLDC
高機能ネットワークが浸透した近未来という世界設定でテレビ電話を通じて
女子校生たちとの会話を楽しむ「NOeLシリーズ」の第二作目
三人いる女のコのいずれかから告白されることを目的とし
本作は神奈川県鎌倉市を舞台にクリスマスから物語がはじまる
会話ボールという本作独自のシステムを使ってゲームを進めるのだが
その斬新なアイディアゆえに万人に受け入れられたとは言い難く
好き嫌いがまっぷたつに分かれるもギャルゲーとしての知名度自体は高い
目の前で会話をしている女のコたちはまるで本物かのように
生き生きと動き実際に女子校生と会話したらこんな感じではと錯覚させ
当時現役女子校生だった水樹奈々の声優デビュー作としても一部で有名である
ちなみに正式名称は「NOeL」の「e」部分にウムラウトが付く
『サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~』
Win95、98、Me/2001年/SEGA
一大ブームを巻き起こした前作の正統続編で特製マウス付きのPC移植版
せがた三四郎とさくらのイチャイチャCMを記憶している人も多いと思われ、
売り上げだけでいえばシリーズトップ(約50万本)だそうな
このWin版は2001年発売だが作品自体は1998年発売なので紹介する
その時代はドリームキャストもギャルゲー天国だな
◆コラムその6◆
『サクラ大戦』派生作品、ファンディスク、メディアミックスの軌跡 1/3
サクラ大戦という作品はこれまでおびただしい数の派生作品を生みだし
歌に踊りに映像にとゲームの枠を超えた展開で今もファンを魅了し続けている
その輝かしい軌跡を一部ではあるが紹介する(2000年代の商品も含む)
『サクラ大戦 蒸気ラジヲショウ』SS/1997年/SEGA
サクラ大戦の初舞台「サクラ大戦歌謡ショウ 花組特別公演 愛ゆえに」と
声優インタビュウを収録した歌謡盤と、外伝シナリオやミニゲームなどの
遊戯盤からなる2枚組みファンディスクで「サクラ大戦2」の予告も収録
『サクラ大戦 帝劇グラフ』SS/1998年/SEGA、レッドカンパニー
「花組特別公演 眠れる森の美女」や軍人将棋、こいこいなどのミニゲーム、
設定資料集や帝劇クイズなどが詰まった2枚組みファンディスク
このほかに「サクラ大戦 花組通信」という同系統の作品も存在する
(続く)
>>174の続き
『サクラ大戦』派生作品、ファンディスク、メディアミックスの軌跡 2/3
『サクラ大戦 帝劇電脳遊戯集』『サクラ大戦 特報!帝劇號外』1997年
いずれも当時の東京ゲームショウで配布された関連作品の販促チラシで
PCのデジタルデータ集 「サクラ大戦 太正十二年度 電脳記録年鑑」や
先に紹介したファンディスク、「花組対戦コラムス」などを告知する内容
『サクラ大戦 TV版マキシシングル』2000年/avex mode
地上波TVアニメのサクラ大戦はゲーム版とは180度違うシリアスかつ
重いシナリオで現在でもファンの間で議論を呼び好き嫌いが分かれている
本商品はそのOPソング「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」と
EDソング「夢見ていよう」を収録したマキシシングル
(続く)
>>176の続き
『サクラ大戦』派生作品、ファンディスク、メディアミックスの軌跡 3/3
『ミュージカルサクラ大戦 ~花咲く乙女~』1998年/LAWSON Presents
帝都花組不在時の留守を預かる帝国華撃団養成所、乙女組を中心に据え
数多く行なわれたサクラ大戦の舞台で実質二番目に開催されたミュージカル
この記事を書くにあたり当時実際に観劇した>>1の友人に話を聞いたところ
「それほど期待はしてなかったけど、あれはあれで楽しめたよ」とのこと
『サクラ大戦 ドラマチックカードゲーム~第三幕~』
2002年/メディアファクトリー
サクラ大戦はTCGの世界にも進出し本商品は「サクラ大戦3」をベースに
巴里花組のヒロインを用いたTCGで第三弾めにあたる
余談ながら>>1は2016年11月にAKIHABARAゲーマーズ本店で開催された
「サクラ大戦ミュージアム3」に行ったのだが、そこでサクラ大戦3のOPソング
「御旗のもとに」の田中公平直筆ナマ楽譜を見た時は言い知れぬ感動を覚えた
この世界のかたすみででキャラデとかしてたてしらんやった
『ハイスクール・オブ・ブリッツ』PS/1999年/メディアワークス
あかほりさとるプロデュースによる女子校が舞台のカードバトルADVで
プレイヤーは女子校教師となり三人の生徒を卒業させることが目的
臣土れい、山本和枝、ことぶきつかさ、門井亜矢、吉崎観音などなど
総勢40人以上のイラストレーターが参加していることを売り文句としているが
実際のカードバトルシステムは初心者にとってかなりハードルが高く
システムまわりに粗が目立ち難解(不親切)な作品である
よく見たら田中久仁彦の名前が
意外なところに意外な人がいますね
声優なんか特に
『KISSより…』SS/1999年/KID
夏休みを迎えた高校生の主人公が海辺でリゾートバイトに勤しみながら
女のコたちと出会いリアルタイム会話イベントでじゃれあったり
交流を重ねながらデートしたりイベントをこなしてゆく恋愛SLG
本作をはじめ同社のシステムまわりは俗に「KIDシステム」と呼ばれ
快適な操作性を追求したインターフェースはファンの間で有名である
他のギャルゲーの例に漏れずOVA(18禁)になったりしたほか
家庭用からPCに移植(18禁)、ワンダースワンにも移植されている
(続く)
>>183の続き
『KISSより…』裏面と『KID』というメーカーについて
KIDは「メモリーズオフシリーズ」をはじめ「infinityシリーズ」や「Ever17」
「てんたま」「My Merry May」などの名作ギャルゲーを次々と生み出し
ファンの評価も高く家庭用ギャルゲーに確固たる足跡を残していった
だがギャルゲーメーカーとしての地位を確立する以前は長く下請けとして
FC「サマーカーニバル’92 烈火」FC「バナナン王子の大冒険」や
FM TOWNS「雷電伝説」の開発ほかPS「ペプシマン」の開発・販売など
人によってはACT、STGの良質デベロッパーと認知しているかもしれない
そろそろ終盤です
『恋愛シミュレーションツクール』Win95、98/1999年/アスキー
既存のギャルゲーに飢餓感を覚え、受動から能動を求める
熱心なファンに応えた恋愛SLG作成ソフトでSLG以外に
ビジュアルノベルも作成でき「ツクールシリーズ」に属する作品である
モンタージュシステムでグラフィックに自信がなくてもOK、
プログラミングの知識も多くを必要とせず初心者にも扱いやすい
さらにボイスパターンもあるのだが、声という非常にデリケートな要素は
イメージが固定され易く使いどころが難しいので必要なかったのでは、とも思う
とはいえ「俺ならこう作る!」を叶えることは充分可能
ご存知かはわかりませんが開発と販売が別会社の場合
開発が名前を出さないケースはしばしばあります
烈火はCaveの社員が関わってたのは知ってたけどKidは初耳
確かに開発元露にしなてないFCソフトは結構あったような
烈火は通称「矢川(YGW)ゲー」の初期ですね
バトルガレッガもリメイクしたし、そろそろ……
◆コラムその7◆
その他の1990年代「ギャルゲー」「エロゲー」「脱衣麻雀」 1/3
【ギャルゲー】
>>1の趣味プラス特に知名度・名作の誉れが高い作品を列記する
「どきどきポヤッチオ」
「メモリーズオフ」
「後夜祭」
「プリズムコート」
「メルティランサー」
「ゆうわくオフィス恋愛課」
「ひみつ戦隊メタモルV」
「ドキドキプリティリーグ」
「無人島物語(R)」
「リトルラバーズ」
「ヒロインドリーム」
「久遠の絆」
「アトリエシリーズ」
「御神楽少女探偵団」
「マリオネットカンパニー」
「風の丘公園にて」
「プリズマティカリゼーション」
「Lの季節」
「猫なカ・ン・ケ・イ」
「北へ。White Illumination」
「エーベルージュシリーズ」
「私立ジャスティス学園 熱血青春日記2」
などなど
※おまけ
『メルティランサー ~銀河少女警察2086~』SS/1996年/イマジニア
『Lの季節 A piece of memories』PS/1999年/トンキンハウス
ノベル系に一石を投じた斬新さと難易度と渡辺明夫と小松未歩が好きなら即
どきどきポヤッチオはPSPのシャイニングなんとかで転生を果たした
>>188の続き
その他の1990年代「ギャルゲー」「エロゲー」「脱衣麻雀」 2/3
【エロゲー(PCからの家庭用移植含む)】
当スレではギャルゲーの範疇から外したがエロゲーもまた名作が多く
アダルト要素を軽減させたりして家庭用移植された作品を中心に列記する
「Ranceシリーズ」※初作は1989年発売
「ドラゴンナイトシリーズ」※初作は1989年発売
「きゃんきゃんバニーシリーズ」※初作は1989年発売
「天使たちの午後シリーズ」※初作は1985年発売
「闘神都市シリーズ」
「下級生」
「放課後恋愛クラブ 恋のエチュード」
「野々村病院の人々」
「河原崎家の一族」
「ONE ~輝く季節へ~」
「瑠璃色の雪」
「Piaキャロットへようこそ!!シリーズ」
「EVEシリーズ」
「ギャルズパニックシリーズ」
「DESIRE」
「伊頭家三部作(遺作、臭作、鬼作)」※鬼作は2001年発売
「MOON.」
「To Heart」
「Kanon」
「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」
などなど
(補足)
2016年前後から「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」や「DESIRE」
「EVE burst error」「慟哭 そして…」といった往年の名作ADVが
次々とリマスターされ、プレイのハードルが下がる喜ばしい状況が続いている
これを機に未プレイの方も手にとってみてはいかがでしょ?
『DESIRE』SS/1997年/シーズウェア
>>197の続き
その他の1990年代「ギャルゲー」「エロゲー」「脱衣麻雀」 3/3
【脱衣麻雀】
このジャンルもギャルゲーの範疇から外したが>>1の趣味により紹介する
脱衣麻雀はいわゆる「JAMMA勧告による自主規制」がはじまる以前の
1980年代から1990年代の初中期にもっとも勢いのあったジャンルなので
下記に挙げる作品は1980年代に発売されたものもあり参考として列記する
「まじゃべんちゃーシリーズ」※初作は1984年発売
「麻雀学園シリーズ」※初作の「卒業編」は1988年リリース
「アイドル麻雀シリーズ」※初作の「放送局」は1988年リリース
「麻雀刺客」1988年リリース
「スーパーリアル麻雀シリーズ」※初作の「P1」は1987年リリース
「アイドル雀士スーチーパイシリーズ」
「対戦ホットギミックシリーズ」
「華の舞」(脱衣花札)>>1988年リリース
などなど
(補足)
家庭用移植に際しては脱衣要素を薄めたり無くしたりして発売され
作品によってRPG要素やADV要素を盛り込んだ続編もリリースされている
また「同級生」「卒業」など麻雀ゲームにスピンオフ化されたギャルゲーもある
余談ながら上記の「華の舞」という脱衣花札は、ゲームとしての基本である
「快適な操作性」に裏打ちされたうえで知る人ぞ知る名作と言われ
少年だった当時の>>1が必ずコインを投入していた作品のひとつで
悪戯される女のコたちの凌辱シーンと怯えた表情(特にトイレシーン)に
名状しがたい衝撃を覚え、その後の性癖を決定づけるに充分の内容であり
当時もっとも「お世話になった」作品だった。さらに(長くなるから以下略)
『まじゃべんちゃー・ねぎ麻雀』PC88、98、X1/1984年/徳間書店
(画像修正済)
『アイドル雀士スーチーパイ3』AC/1999年/ジャレコ
麻雀以外の展開の広さではジャンル随一
00年代じゃん
なん……だと……!?
といったわけでラストです
『ときめきメモリアル2』PS/1999年/コナミ
前作から実に5年の時を経て発売された「ときめきメモリアル」の正統続編
基本的なシステムは受け継いでいてそのほかキャラデザの大幅な変更に加え
EVS(Emotional Voice System)という主人公の名前を呼んでくれる
合成音性システムが話題となった(全員対応には要アペンドディスク)
……が、ディスクは全5枚組で交換の煩わしさに対する不満の声もなくはない
だが本作のOPソング「勇気の神様」は前作「もっと!モット!ときめき」に
勝るとも劣らぬ名曲で、名作には名OPソングがつきものなんだなぁと思う
余談ながらEVSに関しては鈴木みその某漫画にて詳細なリポートが存在し
>>1が限定版を買った唯一の作品だったりする
以降ときメモシリーズは「4」まで製作されたが本作をベストに挙げる人は多い
なぜかメタルユーキが地元の北海道で生活してるみたいで何とも言えない気持ちになる
続編は無理なんかなあ
>>202
個人的にも2が一番好きです
>>203
メタルユーキは>>1のなかで今でも
「スーパースターフォースを作曲した人」です
終わりに
1990年代のゲーム史を話すならば、好む好まざるにかかわらず
ギャルゲーというジャンル(文化)を看過することはできないでしょう
今回は時代を限定してチラシという側面からの基礎的なアプローチなので
これを漫画、アニメ、声優、ラジオ、同人、インターネット、雑誌、TV等に
枝葉させ、さらに2000年代以降も掘り下げるとなると奥深さはさらに増す
ギャルゲーとは何か、時代をどう彩ったのか、その後に与えた影響など
これまでにもギャルゲーを扱った先達の関連書籍や研究もあるにはあるが
我こそは! という諸兄諸姉のさらなる研究、考証を願ってやまない
※おまけ(ともに推奨年齢18歳以上)
『きゃんきゃんバニープルミエー2』SS/1996年/KID
『Piaキャロットへようこそ!!2』SS/1998年/NECインターチャネル
さきに紹介した「だいすき」と同じく「Pia」の後にハートマークが付く
キャンバニは毎度毎度絵描きが替わってて変な気持ちになる
ではでは最後まで見てくれてありがとう!
まずは気になった作品があればプレイしてみてはいかがでしょうか?
作品によっては廉価版やアーカイブ、他機種への移植やリマスター版など
手を出しやすい環境にあり今回紹介した作品以外にも名作、佳作、奇作は
豊富に存在しているのでニヤニヤしながら是非コントローラーを握ろう(´ー`)
※おまけ
『エーベルージュスペシャル 恋と魔法の学園生活』PS/1998年/タカラ
気が向いたらまたいつか
本当の本当に終わり
乙カレー
ギャルゲー一切やんないけど
おっさん懐かしくて面白かったわ
転載元: http://viper.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1493981112/
ねえ魔導物語は〜?